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突然訪れた「洋服買い取ります」業者の正体は…。

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家を片付けていて、数年着用しなかった衣服を思い切ってまとめ、ゴミ出しにまさに出かけようとしたその時。家の電話が鳴る。普段は留守がちだったり、最近はほぼ携帯で連絡を取り合うため、ナンバーディスプレイのない当家の古電話にかかってくるのは業者ばかりのため、折り返しどうしても返事が欲しいなら留守電に吹き込むので、話し始めたら取ればいい…とすぐには着信を取らない我が家であるが、この日は何故か魔が差し(笑)受話器を取る。

「お宅に着なくなった古い洋服はございませんか。どんなに汚くても、毛玉があっても大丈夫です。御買取り致します。」との第一声に、「あ?まさに今、その古い洋服を捨てる時にこの電話というのは神のお告げ?」と勝手に解釈し、通常なら即切りのところ、「いやいや、お売り出来るほどのブランドものは一切ないので。」とやんわり様子をうかがうと、「穴が開いてなければどんなものでも結構なんです。え、今お捨てになりに?勿体ない、宝の山を!ああ、お切りにならないで、引き取らせて下さい!」と何とも百戦錬磨のお姉ちゃん。
どうもこの近辺を回って買い取りをしているとのこと。ただし今日は小さい車ゆえ、まずは一袋査定させて頂き、お名刺渡すので気に入って頂けたらまたご連絡下さいシステムと。

まあそこまでおっしゃるなら、と1時間後に約束しつつ、長女を一人残し、どうにも売れそうにもないというか人様に見られたくないもののみを当初の予定通りに清掃焼却センターに捨てに行く。重量30キロ(笑)。慌てて引き返すと同時に先ほどの業者来訪。

まずは「どれでしょう?」と切り出してきたので、未使用の靴を5、6足見せて「これからですかね?」と言うと、写真を撮って「査定するので」とそれを本部に送信なさる。そして、洋服は…というので、ああこちらですと見せると電話の言い分とは違い、「冬物はこれからの時期はもうちょっと。ああ、ノーブランドですか。」的態度。むむむ?と黙っているとバッグより透明な袋に入った古いゴールドアクセサリーを取り出し、「おうちのどこかに、もうこういう使わなくなって忘れられたアクセサリーとか金杯とかありませんか。今ならお高く買い取れるんですよね。」と。

あああああ、そういうことですか。それが狙いだったんすね。と目的が分かったゆえに「ああ、そういうものは全て処分してしまって。」と「いや、きっと箪笥のすみとか、意外なところに入っているかもしれませんよ。お待ちしてますから探されてみては。今ならお得です。」と畳みかけてくる。「いえ、ないと思います。」とキッパリ告げると、態度豹変。「そうですか。では今日の査定は…この靴全部で1000円ですね。」とおっしゃるので、「あ、じゃいいです。なら自分で履きますし。」と速攻お断りしようとすると、「え。ではせめて一足でも。」と(笑)。「いや、どうせ100円とかなんでしょ。結構です。」「いえ、500円お支払します。一足でも。」と食い下がる(笑)。ので、新品ながら一生履きそうにない靴をお渡しするが、書類を彼女が作成なさる間の沈黙の空気の居たたまれないこと(笑)。

それまでは「うちも犬飼っているんですよー」なんて携帯画面を見せていらしたのに、お顔怖いですぅ(笑)。結局、ワンコイン500円頂戴し、「それでは500円で取引成立、お金を受領されたということで本部に今電話しますので、受け取りましたと確認して頂けますでしょうか。」の声が震えていらっしゃるぅ(笑)。が、お帰りになる間際、「もし、いらないゴールド製品出てまいりましたらご連絡お待ちしています。」と立ち去っていかれたのには…プロの仕事を学ばせて頂きました(嘘/笑)。
いやあ、でもそうだよね。お客は待っているだけじゃね。ある意味、うまい商法だよね。が。こうもあっさり話に乗っかる自分、オレオレ詐欺も他人事じゃないと思った次第で(笑)。



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